皆さんはパソコンを処分するとき、データはきちんと削除されていますか?「初期化で良い」と思っている方、少し危険な処分方法になっていることをご存じでしょうか?今回は安全に処分する方法をお伝えします。ぜひ参考にしてください。
パソコン処分するタイミング
みなさんパソコンを処分しようと思う時はどんな時でしょうか?主に聞く原因として以下のような場合が多いでしょう。
- ブルースクリーンが出て動かなくなった
- フリーズが多く買い替えをするため
- 電源が勝手に落ちる
- 異音がするため
- 起動しなくなった
それぞれ故障の原因は違いますが、ほとんどの方は買い替えを検討したり処分を検討するタイミングです。パソコンの寿命は約5年と言われているので、買い替え時期に来る前に以前使用していたパソコンの処分を考える方も少なくありません。
パソコンを処分する場合、みなさんはどのような方法で処分されているでしょうか?色々な工夫を施し処分する方や、全く処置を施さず処分するという方も多くいらっしゃるでしょう。
少しお待ちください!実は何もしないでパソコンを処分するというのは危険な場合があります。仕事にも使っていた場合、情報の漏洩に繋がることもありますので慎重に処分を行いましょう。
パソコン処分時の危険性
スマホが大活躍している現代ではパソコンを持っている家庭は少ないと思われます。コロナの影響で「パソコン購入率は増えた」と報道されていましたが総務省の統計を見る限りほぼ横ばいの水準を保っています。
スマホに入っている個人情報も多くありますし、銀行・クレジットカードなどの情報もスマホには入っています。それはパソコンでも同じことが言えます。業務に使用していた場合は、取引先などの情報も入っている場合が多く見受けられます。
その業務情報がもれた場合は、個人情報漏洩に繋がりますので注意が必要です。過去にはレンタルパソコンからHDDのデータを復元してオークションで転売した大きな事件がありました。実際の事例などからもパソコンの処分には慎重に行う必要があります。
では、どうやって壊れたパソコンからデータを消去していくのか?いくつかの方法がありますのでご自身ができる方法で処分していきましょう。
データの消去方法
スマホは初期化をすることで、全てのデータが出荷時の状態に戻りデータを削除することができます。パソコンは復帰ソフトなどを使用し、データを復元できてしまいます。その点に十分注意し削除を行いましょう。
- 専用のデータ削除ソフトを使う
- HDD・SSDを取り出して物理的に破壊する
- 国が認めた業者に依頼をする
などの方法があります。それぞれ詳しく紹介していきます。
専用ソフトでの削除方法
パソコンのデータ削除は専用のソフトの使用が安全です。有料版を使う事で更に安全性や使用感を高められるためおすすめ致します。削除ソフトは使っているパソコンのOSバージョンによって変わってくるため注意が必要です。
OS確認方法
ご自身のOSバージョンを確認してみましょう。
<パソコンが動く場合の確認方法>
Windowsキーを押しながらRキーを押します。キーボードを使用しない場合は※を参照して確認してみましょう。
※Windows10の場合:スタートメニュー→設定→システム→詳細情報で確認できます。
※Windows8の場合:スタートメニュー(すべてのプログラム)→アクセサリ→ファイル名を自邸して実行→「winver」を入力→OKで確認できます。
※それ以外の場合は「OS 確認方法」で検索するか、以下の方法を試しましょう。
<パソコンが起動しない場合の確認方法>
パソコンの品名と型名で調べることが出来ます。確認方法はノートパソコンの場合、背面に記載されている場合が多いです。
[品名]LIFEBOOK AH77/Y[型番]FMVA77YR
以上のような表記があったらスマホなどで調べて、搭載されているOSを調べることが出来ます。以上の情報に合わせて消去ソフトを選んでいきましょう。
完全ハードディスク抹消17は家庭用は、とても優秀でマイナンバーなどの個人情報も消去することが出来ます。初心者でも簡単に操作ができ、復元できないレベルまでデータを削除してくれるソフトです。
デメリットとして消去レベルに応じて、時間がどうしてもかかることです。レンタルパソコンなどでは消去レベルを上げなければならず、それだけ時間が掛かってしまいます。
初心者でも簡単に消去が出来る、データ消去ソフトです。どのような状態のパソコンでも「復元が不可能」まで消去することが可能です。その他USBメモリーや複数のデバイスに対応している点でも優れています。
口コミでは「VITAでは使用できなかった」という意見もあり、デメリットとしては使用できないデバイスが少なからずあるというところです。
HDDやSSDを物理的に破壊する
2006年以前に製造されたHDDには鉛などの物質が含まれています。こういった有害物質はイタイイタイ病などの原因とされ、物理破壊より消去ソフトか業者に頼む方法が安全です。
2006年以降であれば問題はありませんが、分解・破壊を行う際に手先を怪我する恐れもありますので軍手などで保護しながら行ってください。
どうしても消去が難しい場合
どうしても「消去するのが難しい」や「やってみて難しい」「面倒な事はしたくない」という方には、業者を利用するという方法もあります。ここでの注意点は国の認可が下りている正式な業者に依頼をすることが大事になってきます。
とても大事な事なのでもう一度繰り返しになりますが、業務で使用したパソコンなどからデータを復元し転売した事例があります。新聞では「世界最悪級の流出」と見出しが書かれてしまい大きな問題になりました。
ReNet.jpの強みはおまかせ安全データ消去サービスで使う消去ソフトが優れている点と、物理破壊に磁場を使っている点が優れていると言えるでしょう。物理破壊について上記でも述べましたが、様々なデメリットも発生してしまいます。ですが強力な磁力を使えば完璧に破壊することが可能になり、データ復元することは不可能になります。
パソコンデータ消去のまとめ
いかがでしたか?様々な場合を想定してパソコンのデータが消去できない場合をご紹介しました。コストは掛かりますが安全・完璧にデータを消去したい場合は業者にお願いするのも選択肢の1つに入れて、個人情報の漏洩には気を付けて処分を行いましょう。